おでんブログ

趣味についてツラツラとつづっていきます。

テトリス40ラインで1分を切りたい!~実践編~

前回の記事の続きとなります。

 

odenaud.hatenablog.com

遅くなってしまってすみません……。

今回は、図も用いてどのように受けが広い形を作っていくかご紹介します。

 

■テトリミノの特徴について

本題に入る前に少し脱線しますが、テトリミノの特徴について触れてみます。全部で7種類あります。

 

(1)Iミノ

テトリスできるやつ。深い穴作っちゃったときのリカバリーに使える。だけど変なところに立てちゃうと、フィールドが崩れる原因にもなりやすいので注意。

対戦時にはホールドできてるとなんか安心するやつ。

(2)Tミノ

T-spinできるやつ。最初は「T-spinって何?」って感じだけど、火力にもなるし意外といいやつ。T-spinできるようになるとテトリスを楽しいと感じ始める人が多い気がする。

上級者はこいつをよくホールドしていて連撃してくることがよくある。

(3)Sミノ、Zミノ

左右対称なのでまとめて。おそらく、一番最初に回転入れに挑戦するミノ。

1段の段差があるとついつい立てて重ねておいてしまって地形がひどくなっちゃうやつ。できるだけ寝かせたい。

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(4)Lミノ、Jミノ

こちらも左右対称なのでまとめて。回転させると、2段の深さの穴を埋められるので、凸凹を埋めるときに役に立つことが多い。凸凹を解消するとき以外は寝かせると良いことが多い。

(5)Oミノ

田とか言われることも。2マス以上たいらになっていないときれいに置けないので意外と最初は置き場所に困ることもしばしば。

秒速500回転以上でOミノが変形するO-spinなんていうネタも存在するらしい。

 

と、簡単に特徴というか個人的に感じていること書いてみました。

 

■受けが広い形を作るにはどう積めばいい?

おそらく、多くの方が一番気になっている点がここだと思います。

繰り返しになりますが、“受けが広い形”とはどんなミノも置くことができる形です。

そのためには、“ミノをできるだけ寝かせ高低差が少なくなるようにミノを配置する”ことが非常に大切です。

一方で、高低差を埋めるためにはミノを立てて配置しても大丈夫です。

ミノを寝かせるとは、ミノが出現したときから回転させない状態のことです。

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こちらが寝かせている状態です。

 

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出現時から90°回転させたこちらが立てている状態です。

 

なぜ寝かせると良いのかというと、フィールドに高低差が生じにくく、それゆえに特定のミノしか置けないという状況が出来にくいからです。

裏を返すと、高低差を埋めるためであればミノを立てても良いということになります。

 

例えば、次のようなフィールドで今動かせるミノがSミノだったとしましょう(ホールドやネクストはいったん無視してください)。

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この状況の時、ミノを置くパターンについて考えてみましょう。

 

1つ目がこちら。

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2つ目がこれ。

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3つ目がこんな感じ。

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どの積み方が1番“受けが広い形”になっているでしょうか?

 

 

 

 

それは、1つ目の積み方です。

 

1つ目の積み方の場合、次にどのミノが来ても対処しやすく、立ててミノを置く必要があるミノはIミノだけです。

 

2つ目の置き方の場合、Iミノこそ寝かせておくことができる一方で、この状態で、再度Sミノが来てしまうと、下記のどちらかのように置く必要が出てきてしまいます。

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こうなってしまうと、大きな高低差が生じ、だんだんと受けが狭いフィールドへと変化してしまうことが多いです。

 

そして3つ目の置き方は1つ目、2つ目と比較すると最悪な置き方となっています。

それは、隙間なく積んでいく場合、1列目(左から1、2、3、…、10列目とよんでみます)にはIミノしか入らなくなってしまうからです。

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また、この状況で、Zミノが来た場合、下記のように置くことが真っ先に思い浮かぶと思います。

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こうなってしまうと9列目(右から2列目)にはIミノしか置くことができなくなってしまいます。

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もしもIミノがたまたホールドしてあって、ネクストにも見えていた……といった状況ならまだしのげるかもしれませんが、前回の記事でも触れた通り、7種1巡と呼ばれるように、7種類のテトリミノが等しく出現しますから、特定のミノを多く必要とするフィールドを作ってしまうことは好ましくありません。

また、Iミノはテトリス(4LINE消し)するために取っておきたいので、できればライン消去時以外にはあまり使いたいミノではありません。

 

1つのパターンを紹介しましたが、さきほど“高低差を埋めるためにはミノを立てても大丈夫”と書きましたが、それは下記のような状況です。

 

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このような地形でSミノが来た場合は、ミノを立ててこのように置くとよいです。

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下図のように置いてしまうと余計に高低差が生じ苦しい地形になってしまいます。

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少し長くなりましたが、簡潔にまとめると、

 

・ミノをなるべく寝かせることで高低差を作らない

・高低差を埋めるためにはミノを立てても良い

 

ということが大事になります(これだけでかなり変わります!)。

と、いいつつも、どうすればきれいに高低差のないフィールドが作れるかが難しいところだと思うので、以下、何パターンか他のシチュエーションについてもどう置くことが好ましいか解説していきます。

 

(1)パターン1 LS、JZスタート

Lミノ、Sミノが続けてくると、下記のように置く場合を見かけます。

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これは、ミノを寝かせておいているし、一見問題の無いように思えますが、“高低差をなくす”という観点からは好ましくありません。

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(高低差が3段分になってしまう)

 

よって、L、Sミノが来た場合は下記のように置くと地形が崩れにくくベターです。

(これは右端1列を開けて置くことを前提とした場合。左側1列を開ける場合はL、Sミノを1列ずつ右側につめてOKです)

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それからはこんな感じに積み込むといいですね。

 

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同様にJZスタートの場合はこう置いてから始めます。

 

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(2)Iミノスタート

Iミノスタートの場合は寝かせて、SミノやZミノが隣接して置けるように置きます。

Sミノが先に来ていたらこんな感じ。

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一方、Zミノが先に来ていたらこんな感じ。

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あとは、高低差を作らないように、こんな感じに積んでいきます。

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(3)Tミノスタートの場合

Tミノは結構癖が強いミノなのですが、Tミノの隣にSミノ、もしくはZミノを寝かせておけるときれいな地形になりやすいです。

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一方で、Sミノ、ZミノはTミノに立てかけておくこともできるのですが、立てておいてしまうと組みづらくなることが多いです。

例えば、TミノにSミノを立てかけて、Lミノも立てかけてしまうと……。

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このように3段以上の高低差ができてしまい、スムーズに置けない、もしくは、どう積むのがいいのか考えてしまうことが増えてしまいます。

 

Tミノがスタートの時は、隣接してSミノもしくはZミノを寝かせておく(両方置いても可)ことが理想です。

こんな感じで積めると今後積みやすい形となります。

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パターンが少なくて恐縮ですが、今回ご紹介したことを意識するだけでだいぶスムーズに積めるようになるはずです。

また、今回紹介したような形を“あえて作りにいく”と時間がかかってしまうので、繰り返しにはなりますが、大切なことは

 

・ミノをなるべく寝かせることで高低差を作らない

・高低差を埋めるためにはミノを立てても良い

 

ということになります。

うまくまとめきれていないような気もするので、聞きたいことがあれば個別にご質問いただければと思います!

 最後までご覧いただきありがとうございました!